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配管の更新は基本
水廻りを改修するとき、築30~40年を超える場合は、配管の更新は必須事項です。なぜなら、現在主流となっている硬質塩化ビニルライニング鋼管などの配管材は、1980年前後に開発され、工法が確立されたもので、それ以前の住宅には亜鉛メッキ鋼管などが使われていました。実際の現場でも、築年数の経過した住宅では配管に腐食が生じているケースが多いです。この場合は、今後のメンテナンスが容易なさや管ヘッダー法式を用いた給水給湯管の更新を提案します。
電気配線や通信関係の環境が整っていない場合も改善を行います。また、将来にわたって重要インフラの更新が容易になるよう、さや管ヘッダーのヘッダー部分、分電盤、情報盤などを1か所にまとめた集中管理収納を設置したい。
重要インフラの更新は、リフォームのコスト全体に大きな影響を与えますが、住宅性能の向上と長寿命化を図るには重要なことだと思います。